2012年09月25日

新・こぶとりじいさん

むかーし、あるところに、
すこーしぽっちゃりめのおじいさんが住んでおったと。

それで、みんなから、



「こぶとりじいさん」


と呼ばれておったって。

こぶとりじいさんは、毎日、山へ柴刈りに行こうと思ってはおったが
大きなお腹が揺れて邪魔をするもんで、
外に出るのもおっくうで、家の中でごろごろ横になっておったと。


ある日のこと、そんなこぶとりじいさんの家に
隣の家のじいさまがやってきたんだと。


隣のじいさまは、こぶとりじいさんの家に入るなり
「大変じゃあ〜、じいさま、これを見ておくれ〜」
と、そう言ったが、こぶとりじいさんは、横になったまま
「なーにが大変なことがあるもんか、めんどくさいのぉ〜」
と、そう答えて、隣のじいさまの顔を見ることもしなかったって。



すると、隣のじいさまは
「実は昨日な、山へ行ったら鬼の宴会に出くわしてな。
歌や音楽があんまり楽しそうなもんで、うっかり鬼の前に躍り出たら、帰る時に
鬼に顔についているこぶをとられてな、ほれ、すっかりこの通り、つるんつるんになってしまった」
と、そう言うので、こぶとりじいさんはびっくりして、隣のじいさまの顔を見てみたって。
すると、あれあれ、不思議なことに、昨日まで隣のじいさまの顔についていた
大きなこぶが、綺麗にとれて、つるーんとしたほっぺたになっていたと。

驚いたこぶとりじいさんは、
「なんじゃ、鬼というのは、怖いもんかと思っておったが
はぁて、こぶをとってくれるとは、なんて親切なもんじゃろう」と感心したって。

そこで、「隣のじいさまのこぶがとれるなら、おらの腹にどでーんとついた
この腹の肉もとってくれるに違いないじゃろう」と、考え、
大きなお腹をゆさゆさ揺らしながら、ふうふう息を切らして、鬼のいる山の中に入っていったと。

隣のじいさまに教えてもらった宴会の場所に行くと、
はて、たしかに、鬼たちが宴会をしておった。

楽しそうな音楽と歌が聞こえてきたもんじゃで、
こぶとりじいさんは「これで鬼の前に躍り出ればいいんじゃろう」と
鬼たちの前に踊り出たんだって。

すると、こぶとりじいさんの登場に、鬼たちは大喜び。

「昨日の踊りのうまいじいさまが、約束を守って今日も来おったわい!」

そういって、やんややんやの大喝采。

ところが・・・・

こぶとりなこぶとりじいさん、少ーし踊ると息が切れてふうふう言って
横になって休んでしまう。
踊っては休み、踊っては休みするもんで、
鬼たちは、だんだんつまらなくなってきて
「なんじゃ、やはり、じじいは体力が続かなくて駄目じゃのう〜」
「ええい、もういいわ、帰れ、帰れ!」
口々にそう言い始めたもんで、
こぶとりじいさん、恐ろしくなって、帰り支度を始めたところ・・・

「おお、そうじゃ、昨日の預かり物を忘れておったわい!」

鬼の一人がそう言って、こぶとりじいさんの頬に
隣のじいさまから取り上げたこぶをくっつけようとした!

ところが・・・

鬼はしこたま酒を飲んで酔っ払っておったもんで
手元が狂って、こぶとりじいさんの頬ではなく、大きなおなかの真ん中に
大きなこぶを、ぺたーーーっと貼り付けてしまったって。

おかげで、こぶとりじいさん、大きくて邪魔な腹の真ん中に
どでーんとでっかい出ベソまで出来てしまったそうじゃ。

泣き面に、蜂。

とっぴんぱらりの、ぷう!


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posted by しーにゃん at 20:27| Comment(7) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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